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ボビンレースの道具/ボビンレースブログ



 何事でもそうですが、ボビンレースを始めるにあたって、道具をどうしよう?道具は高いのかしら?とご心配になることがあると思います。

 ボビンレースにも高額な用品があります。でも、最初から高額な用品で揃えるよりも、ボビンレースを学んでゆくペースにあわせて、少しずつ自分の気に入った用品を揃えてゆくのも一つの楽しみでしょう。

 ボビンレースの場合、レースピローが比較的高額なだけで、他の用具にはそれほどお金がかかるわけではありません。ボビンレースを続けてゆく上で必要になる、消耗品もレース糸と補強のためのシートくらいです。

 他の手工芸と同じく、その用具は、身の回りのものを活用していました。昔は専用用具を使うしかなかったとしても、現代の日本は文房具などが豊富ですから、身の回りのものでとりあえずの代用を考えてみても無駄ではないと思います。


 ボビンレースは、糸から、模様を含めて布全体を織るという、加工度の高い作業です。既に織られている布に装飾してゆく刺繍とは少し趣きが違います。そういう意味で、ボビンレース用品は、ボビンレースにしか使わないものが多い。

◎大型の用品は、レースピロー、レーススタンドがあります。
 レースピローは、ボビンレースを織るときに用います。また、レースピローを載せる専用の織り台(スタンド)を、レーススタンドと呼びます。

 レースピローは、図案をその上に固定し、レースピンを刺し、糸を付けたレースボビンで織ってゆきます。必ず必要なものですが、耐久性があり、一生使う事ができます。持ち運ぶ為に軽量なものから、家で使う重量級のものまで様々で、価格にかなりの幅があります。

 別に、天然素材にこだわる必要は、現代であれば、あまり必要が無いと思いますが、 天然素材にするなら、使わない間に虫やカビの被害にあわないように、塩気がある海草の詰め物をしたものが良いでしょう。

 詳しくは、レースピローの項に譲りますが、現代では、発泡スチロールの製品が出ていますし、こちらの方が軽くて、保管もしやすく、実用的でしょう。

 レーススタンドは、家具の大きさになります。織り易くするために、レースピローを手元で傾けて使うための専用台です。こちらも始めは、食卓の上に置いて工夫して傾ければ、十分に使い易いです。



◎小さい用品・消耗品には、レースボビン、レースピン、レース糸、シートがあります。
 レースボビンは、織っているときに、レース糸を張りを維持する(引き締め)ために使う錘です。レースピンは、織る場所の目安のために図案に刺します。レース糸は、レースの素材そのもので、シートは、図案集からコピーしたコピー用紙を台紙の上に貼り付けて、型紙として用いることができるように補強します。

 レースボビンは、上達するに応じて用いる本数が少しずつ増えてゆきます。チュールであれば、200 本くらいはざらです。耐久性がありますので、愛用に耐える、ご自身の趣味に合うものをお選びください。趣味性も高く、原料材の種類も豊富ですし、着色、あるいは、彫刻してあるものもあります。太いレース糸を織る際には、重いレースボビンを、細いレース糸には軽いレースボビンが適しています( そうしないと、ボビンの重みで糸が切れます )。

 レースピンは、始めのうちは、普通の待ち針でも代用が効きます。ボビンレースの針は、短くて、焼入れなどで強度を高めてあることが多いです。用いるレースピンの本数が多くなると、短い方が使い易いので、その際には、専用品も良いでしょう。長さ 1.7 cm なんて言うのもあります。

 レース糸は、消耗品というか、素材そのものです。始めは、40 番手くらいですが、いずれは、185 番手なんていう糸も使ってみたいと思っている方も多いでしょう。番手が上がるにつれ、繊細な図案を織ることができます。作品を整然と、でこぼこなく、きれいに張った状態に織るには、織りながら、レース糸を時折引き締めます。細い番手だと良く切れます。この様に、レース糸とは、対話とも言うべき、密接な関係が必要になるので、普段の練習のときから、慣れておくためにも良いレース糸をお勧めしています。

 シートは、貼り付けるだけなのですが、レースピンを抜き差しするので、フィルムの糊がレースピンに移らないようにするために、専用品をお勧めしています。(糊が薄い)



◎その他の用品は、ボビンワインダー、ボビンホルダー、ピン抜き、穴あけ、レイジースーザンなどがあります。
 ボビンワインダーは、レースボビンにレース糸を巻くために使います。巻く本数が増えると、結構な作業量になるので、あると便利です。ボビンホルダーは、多数のレースボビンを用いて織る上で、作業をしていない部分のボビンについて、位置関係を固定する為に、まとめておくためのものです。ごちゃごちゃになると、いざ織るときに面倒ですから。ピン抜き、穴あけ、レイジースーザンなどの小道具は、それぞれ無くても何とかなりますが、沢山のレースボビンで、細い糸を用いて、狭い場所を織るときに、とても便利です。

 このように、その他の用品は、始めから全て揃えなくとも、とりあえずがんばって自分の手で何とかして、いずれ必要に応じて購入しても間に合います。



 とりあえず、自作ピローと今まで使っていた待ち針、重いレースボビン、40番のレース糸、図案補強用シート位で、始めてみましょう。

 ボビンレースを織り始めます、、、
 先ず、作りたい図案( 多くは、図案集をコピーしますから薄いコピー用紙 )を用意し、強度を得る為に台紙( 厚紙のこと。ウルリケはストッキングを購入した際にパッケージの中にあるボール紙が一番良いと言っています。)の上に置いて、ラミネートシールを貼るように、シートを貼ります。これで制作用の図案が完成です。

 シートは、レース糸が白い場合、濃色の方が見やすいので、ブルーシートかオレンジシートを使うのが一般的です。

 もちろん、ボール紙に印刷できるプリンターをお持ちならば、図案をスキャンして直接、台紙に印刷する方法もあります。その場合、フィルムで台紙に張る手間はなくなります。

 穴あけ( プリッカー )で図案に従い、図案にピン穴を開けます。( 図案に穴を開けたものを型紙と言います。)
具体的には、その図案で使うレースピンを穴あけに差し込んで、穴を開けてゆきます。レースピンの太さは、図案の目の粗さとレースメーカーの好みにより変わります。大体直径 0.5 – 0.8 mm くらいです。

 穴あけは、例えばシャープペンシルでステッドラーのように芯を掴むタイプのもの、それで、0.5 – 0.8 mm のピンを掴むことができるようなら、代用が効きます。

 後はその型紙のピン穴に実際にレースピンを刺して、レースボビンを用いて、レースピローの上で織ってゆきます。最後に、はさみで糸を切り、結んで完成です。

 当面必要な、ボビンレースの用具は以上です。
それぞれ値段に幅がありますが、最初から、高額なものに凝ることはありません。始めのうちは、その差もわからないでしょう。


 では、ボビンレースの道具について、レースピローからもう少し見てゆきましょう。






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