本文へスキップ

On-line bobbinlace lessons

お問い合わせはお気軽に!

ボビンレースのレース様式(簡単に)/ボビンレースブログ



 まず織り始めと織り終わりの技法で、ボビンレースを大きく二分します。

◎連続糸レースと不連続糸レース
 織り始めと織り終わりが場所的に一致するレースは、織り始めと織り終わりの技法が共通します。これらは、結果的に一筆書きで織り、最初と最後をつないで織り終わる形になるので、連続糸レースと呼ばれます。

 これに対して、デュシェスレース、ロザリンレース、ホニトンレースなどは、織り始めと織り終わりが一致せず、織り終わりの技法もそれぞれ独特です。これらは、不連続糸レースと呼ばれます。

 不連続糸レースは、連続糸レースにより織られた部分の集合体となりますが、それぞれの部分で、糸の色を変えたり、太さを変えたりすることができるので、表現の幅が広がります。


 連続糸レースは、グランドと表現するモチーフとの関係で、四分できます。

◎テープレース、トーションレース、ブレイドレース、ネットグランドレース

 テープレースは、文字通りテープを織ることでテーマを表現します。テープでモチーフの輪郭や内部を織ります。初期には、テープとテープの間を結ぶことはありませんでしたが、次第にペアや四つ組で結ぶようになりました。

 トーションレース、ブレイドレース、ネットグランドレースは、面を織ってゆくレースです。歴史的には、このグランドとモチーフを併せて織ってゆくレースは、トーションレースから始まりました。

 トーションレースは、グランドを様々に表現することに特徴があります。ローズグランド、スカンジナビアグランドなど様々なグランドが工夫されました。しかし、レースメーカーの探求はこれにとどまりませんでした。

 グランドとモチーフのコントラストを上げることでよりモチーフを際立たせ、レースらしくモチーフだけが浮き上がって見える効果を追求したのが、ブレイドレースであり、ネットグランドレースです。

 ネットグランドレースは、
1 ペアのみで( ネット )グランドを織ることで、最も繊細で、最もテーマが浮き上がった形で作品を織ることができます。ネットグランドは、文字通りレース部分がもっとも透けていますし、テーマを目を詰んで織ることにより、コントラストを際立たせ、繊細に、浮き上がった形でテーマを表現できます。

 ブレイドレースは、2 ペアの四つ組でグランドを織ります。2 ペアが必要なピコとタリーをグランドの装飾に用いることが多く、ネットグランドレースよりも生産性が良い( はかが行く )ので、ネットグランドレースが機械製造レースとの競争で疲弊する中、良く織られました。ベッドフォードシャーレースがイギリスで完成を見たのは、19 世紀半ばです。

 多くの地域のデザインを特色とした連続糸レースは、上記の四分類に大別できます。
 フランダースレース、バンシュレース、トュナーレースは、ネットグランドレースに分類できますし、
 クリュニーレース、ベッドフォードシャーレースは、ブレイドレースに、
 ロシアレース、ボログダレースはテープレースに分類できます。

龍南兄弟社 ボビンレースブログ

商品画像

ボビンレースの道具

商品画像

レースピローの種類

商品画像

レースピローの素材

商品画像

レースピローのサイズ

商品画像

レースボビンの選び方

商品画像

レースピンの選び方

商品画像

レース糸の選び方

商品画像

ボビンレースのレース様式(簡単に)


会員様ログイン・新規ご登録

メールアドレス

パスワード

パスワード紛失
[新規会員登録]


運営会社:有限会社 龍南兄弟社

Since 2003
ご注文は、オンラインで、いつでも承ります。

電話・e メール・ご注文対応などは、
土日祝日を除く、平日 午前 10 時 - 午後 6 時 に承っています。

年末年始、盆休みなどは、原則暦どおりです。






※ パソコンでご覧の皆様は、お使いのブラウザーにより、うまく表示できない場合があります。

 Microsoft Edge, Google Chrome で、動作確認ができていますので、よろしければ、こちらでご確認ください。
 Google Chrome ウェブブラウザーのダウンロードは、Google サイトより可能です。