レースピローの大きさについてです。
ロールピローは、直径 25 cm 弱のものが良く使われますが、幅には、いろいろあります。
ロールピローで織るレースの幅が、ロールピローの幅に制約されるので、例えば、幅 70 cm のカーテンなどを織りたい方には、70 cm 幅のロールピローでないと使いにくいでしょう。一方、大きいと重く、保管するにもスペースが必要です。
ヨーロッパでは、おおむね 40 cm 幅までのものをお持ちの方が多いようです。
フラットピローは、どれも高さは 5 cm 前後までですが、直径がさまざまです。
フラットピローの直径は、織るレースの広さを制約するので、直径が大きいほど便利です。しかし、ピローが大きいと重たくなります。( 例えば、私どもで扱っている直径
70 cm のフラットピローは、重さ 7 Kg です。持ち運びには向かないかもしれません。)
ヨーロッパでは、おおむね直径 50 cm までのものをお持ちの方が多いようです。それでは入りきらない大作を織る場合は、制作中にレースを移動する、と割り切るのも一つの選択と思います。
この様にレースピローは、さまざまな種類があり、また、良いものは耐久性があり、一生物として使われてきました。ですので、始めは、スタイロフォームで自作し(
レースピンが刺さり辛く、抜け易いようであれば、ピロー表面を木づちなどで叩いて固める )、様子がわかってきてから、自分の気に入ったものを入手されるのをお勧めできます。
良いものは、重量がありますので、自製のスタイロフォームは、持ち運び用のピローとして使うようにすれば、レースピローが二つになっても無駄なく使うことができます。
最後に、ピロースタンド( 織り台 )についてです。
ロールピロー、フラットピローともに織り台を用いることがあります。
織るスピードを特別速くしたいわけでなければ、ロールピローなら、バスケット、あるいは単に膝に載せて織る方が多いです。フラットピローも、姿勢に合わせて、板に載せて織る方が多いです。
【ピローの項終わり】
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